株式投資を始めてみたいけれど、株がどういうものなのかいまいちよく分かっていないという方もいるかもしれません。今回はそういう方に向けて、株がどういうものなのか、株式投資を行うメリット・デメリットなどを紹介していきます。
- 株って一体どういうもの?
- 株初心者におすすめの本を紹介!
- 株式投資を行うメリット・デメリットは?
- 株は子供でも始められる?
- 株式投資を始めるための株の買い方!
- 株のことをしっかり理解してから投資を始めよう!
株って一体どういうもの?
株は会社がお金を集めるために発行するもので、株式などとも呼ばれています。大金持ちで会社を設立するためのお金を持っている人ならよいですが、すべての人がお金を用意できるとは限りません。
そういう時に株を発行して、投資家に株を購入してもらい資金を調達するというわけです。会社を設立する時だけではなく、会社を拡大したいときや、新しいサービスを開始する時などに株を発行する場合もあります。
投資家は会社を応援したいという気持ちで株を購入する場合もありますが、善意だけで購入してもらうのはなかなか難しいです。そこで、株を発行した会社は、出資してくれた投資家に対して様々な方法で還元を行います。
優待券というものを聞いたことがあるかもしれませんが、それも株を購入してくれた人に対しての還元です。優待券を発行し、自社のサービスを利用した時に割引をしたり、商品を無料提供したりします。
配当金というものもあり、会社が得た利益の一部を株主に対して還元します。株式を投資に利用する場合は、利益が上がりそうな会社の株を購入し、配当金を得たり、会社が大きくなり価値の上がった株式を売却するなどして利益を得ます。
企業を応援するという気持ちで出資するのではなく、資産運用などで投資を行うのであれば、株価が上がりそうな企業を見極めて、株式を購入することが重要なポイントです。
株初心者におすすめの本を紹介!
株を始めてみたいけれど、全く知識がなく何から学べばよいのか分からないという方もいるでしょう。株式投資を行う時は、事前にしっかり基本的な知識を身につけておくことも大切です。株のことを学んでみたいなら、専門の書籍がたくさん売られているので、それを熟読して勉強してみるのもよいでしょう。
初心者におすすめなのが、「めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門」です。株がどういうものなのか、基本中の基本から解説されている本で、株のことを全く知らない初心者の方も読みやすくなっています。
株の買い方など、株式投資を始めるために必要なこともしっかり網羅されています。実際株を購入する時にどうやって利益が出そうな株を見極めればよいのか、実践的な分析方法なども掲載されているので、この本1冊で株式投資に関する様々なことを学ぶことができます。
「エナフン流株式投資術」もおすすめです。個人投資家として有名なエナフンさんの著書で、エナフンさんが実際に株式投資でお金を増やした方法が様々書かれています。初心者にも銘柄選びの仕方を分かりやすく伝えるというコンセプトの本なので、株式投資未経験の方でも読みやすい本です。
普通のサラリーマンだった人が株式投資で成功した実体験は、これから株式投資を始める人の参考になるでしょう。
株式投資を行うメリット・デメリットは?
株式を売却することで、利益を得られるというのが株式投資の大きなメリットです。会社が発行している株式は、証券取引所で売買されているのですが、株価は常に上下しています。多くの人が株式を購入すれば価値は上がりますし、たくさん株式が売却されると価値が下がります。
その変化を見抜いて、安い時に株を購入して株価が上がった時に売れば利益を得ることができます。株主優待や配当金がもらえるのも、株式投資を行うメリットです。株は売却して利益を得ることもできますが、保有しているだけでも価値があります。
保有している株の数に応じて配当金が配られたり、株主優待を受けることができるので売らずに持っておくのも1つの方法です。
株式投資のメリットは、初期投資が高くなりやすいということでしょう。購入する株によっても変わりますが、基本的には最低でも数万円程度は必要になります。
また、本格的に株式投資で利益を得ようと思うと、数十万円のお金を用意しなければならないケースもあります。他にも、大きく損をしてしまう可能性があるのもデメリットです。株価が上がるかどうかを判断するのは簡単ではありません。
価値が上がると予想して買った株でも、企業が何か問題を起こし一気に価値が下落してしまうこともあります。株式投資は損してしまうリスクもあるということは覚えておきましょう。
株は子供でも始められる?
株式投資は大人しかできないと思っている方もいるかもしれませんが、実際は未成年でも株式投資を始めることができます。未成年用の口座を開設できる証券会社もあるためです。未成年口座は特に年齢制限が設けられていません。
そのため、赤ちゃんや幼稚園児などの子供でも株式投資を始めることができるのです。もちろん子供が勝手に投資を行うことはできません。信用取引などリスクの大きい投資はできませんし、満15歳未満は親権者や後見人が取引を行うことになります。
しかし、方法さえ間違えなければ子供でも株式投資ができるので、子供の将来のためにお金を運用しようと未成年口座を開設し、株式投資を行う親御さんも多くいます。
未成年口座の開設を行っている証券会社は、マネックス証券や松井証券、SBI証券などがあります。しかし、未成年者が口座を開設する場合は、親権者が同じ証券会社に口座を持っていなければなりません。
未成年者が自分の意思で口座を開設したいのであれば、まずは親に口座を作ってもらうようにお願いしてみましょう。また、口座開設の申し込みをする時は、親権者の同意書や親の住民票などの書類も必要になります。
未成年口座の開設対応している証券会社は、未成年者向けに少ない資金で投資ができる金融商品を取り扱っていることが多いです。未成年口座が開設できるか、どのような金融商品を取り扱っているかなどをチェックして証券会社を選ぶようにしましょう。
株式投資を始めるための株の買い方!
株を購入するためには、まず証券口座を開設する必要があります。様々な証券会社があるので、手数料や取り扱っている金融商品、サービスの質などを見ながら自分に合った証券会社を選びましょう。
証券会社が決まったら、証券口座開設の申し込みを行います。証券口座の開設申し込みは、基本的にネットから手続き可能です。住所や名前などの必要事項を入力し、指示通りに手続きを進めれば申し込みできます。
本人確認書類の提出もしなければなりませんが、提出方法は証券会社によって変わるため、指示された方法で提出しましょう。必要な書類を提出し、問題がなければ口座が開設されます。
口座が開設されたら、株式を購入するためのお金を入金します。銀行振込やインターネット入金などに対応しているので、好みの方法を選んでください。後は実際に株式を購入するだけです。口座にお金が入っている状態で、購入したい株を選び買い注文を出せば購入できます。日本では株を1株ずつ買うことはできないので注意してください。
株ごとに購入できる単位が変わるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。初心者の方は、まず自分の身近にある企業の株を購入してみるとよいかもしれません。自分がよく利用する企業の株であれば、優待券をもらった時に活用しやすいです。
株のことをしっかり理解してから投資を始めよう!
これから株式投資を始めようと思っているなら、まずは株に関する基本的な知識を身につけておいたほうがよいでしょう。株がどういうものなのかを理解し、買い方などを事前に知っておけば、安心して株式投資を始めることができます。