株初心者が気を付けるべき事とは?投資目的が重要?

株初心者が気を付けるべき事とは?投資目的が重要?|リビングコーポレーション


株初心者がこれから頑張って株式投資で利益を上げていきたいと思ったらどのような形で資産運用を進めて行くと良いのでしょうか。株初心者が押さえておくべきポイントから勉強法まで幅広く解説するので参考にして下さい。

 

株初心者がまず考えるべきこと

株初心者はまず投資目的をよく考えましょう。株式投資には色々なアプローチがあります。いくつかの銘柄に限定して短期投資で値上がり益を手に入れる方法は人気です。すぐに利益や損失がわかるのでギャンブル感覚で取り組んでいる人もいます。

 

ただ、株式投資はあくまで投資なのでギャンブルではないので注意しましょう。損をすると焦ってしまい、何とかして損失分を取り返そうと売買を繰り返してしまいがちです。

 

しかし、冷静な判断ができていないために、ますます損失を大きくしてしまったり、利益が少なすぎて売買手数料で相殺されてしまったりすることも珍しくありません。株式投資は値動きを予測して投資することで利益を生み出せるということは念頭に置いて取引を開始しましょう。

 

一方、株初心者が認識していないこともあるのが長期投資をする方法です。株式投資で株式を購入すると株主になります。株主には定期的に配当金が出るので、持っているだけでも収益を出すことができます。

 

企業によっては株主優待もあるので、合わせて考えると意外に大きな利益になる場合もあるでしょう。株価が下がってしまうと資産が減ってしまうことになるので注意が必要ですが、株価が安定していて配当が十分に出ているのなら資産形成になります。

 

このような視点で長期投資をすることもできるため、どのような投資目的で取り組むのかを決めるのが重要なのです。

 

株初心者が知っておくべき買い方

株初心者は株式取引をどのようにして行うのかを知らない場合もあるでしょう。株式取引では上場している会社の株式を売買することになるため、証券取引所で取引をします。

 

個人が株式を売買する場合には自分で証券取引所に行って購入や売却の手続きをするわけではありません。個人が株式取引をするときには証券会社に依頼することになります。

 

そのため、株式投資をするには証券会社で口座を開設し、買い注文か売り注文を出して証券会社に手続きをしてもらうのが基本です。総合証券の口座を開設した場合には営業担当者に連絡して売買手続きをしてもらうことになります。

 

一方、ネット証券の口座を持っている場合にはオンラインで買い注文も売り注文も出すことが可能です。

 

東京証券取引所などの日本の証券取引所だけでなく海外の証券取引所を使って海外株式の売買をすることもできます。この場合にも直接証券取引所に連絡をするのではなく、海外の取引所とつながりがある証券会社を通じて売買するのが原則です。海外の場合には証券会社によって対応できる取引所が異なります。

 

そのため、特定の国の株式を売買したい場合には、その国に対応している証券会社の口座を持つことが必要です。証券会社の口座は何社で開設しても問題はないので、一社では興味のある国の株式を全部買えないという場合でも心配はありません。

 

株初心者に適した勉強のポイント

株初心者が突然株式取引をしようとしても値動きがどうなるかがわからず、ギャンブル的な取引しかできないでしょう。株初心者はまず勉強してこれからの株価の動きを読めるようになってから取引を開始するのが安全策です。

 

投資の原則はこのような予測を経てリスクをコントロールしながら取引をすることなので、基本的な分析の仕方を学びましょう。短期投資をする場合には株チャートを分析できるテクニックが重要になります。

 

インジケーターを使ったテクニカル分析を学ぶと短期的な株価の動きは予測しやすくなります。様々な手法があるので網羅的に学び、自分なりに使いこなせるようになりましょう。

 

長期投資をする場合にもチャートの分析は有効と言われていますが、むしろ投資先の企業とその企業が事業を行っている市場について理解する方が重要です。長期的に見て成長を続けられる企業かどうかを見極めるのが、長期投資で利益を生み出せる投資になるかを判断する基準になるからです。

 

今は業績が良かったとしても、競合他社がすぐにシェアを奪うような状況になっていたら株価は下落してしまうでしょう。長期的な視野で本当にずっと成長し続けられるような企業かを個々に考えていき、この企業なら大丈夫という投資先を見つけ出すのが長期投資では大切です。

 

株初心者が本で学ぶときの注意点

株式取引については株初心者に向けた本もたくさん出版されています。本を使って株式投資を学ぶのが良さそうだと考える株初心者もいるでしょう。確かに本には様々なポイントを挙げて一貫した内容に仕上げられていることから知識を付けるのに適しています。

 

ただ、本に書かれている内容は古い場合もあるので注意が必要です。株価の動き方は時代とともに少しずつ変わってきています。テクニカル分析の仕方は基本的なところは変わっていませんが、昔通りにやってしまうと失敗するリスクがあるので、できるだけ新しい本を選ぶようにしましょう。

 

おすすめ銘柄などが掲載されている本の場合には特に注意が必要で、もう買い時を過ぎ去っていることもよくあります。

 

また、本に書かれていることは表面的な内容が多く、株式投資の実践とは乖離がある場合も多いので気を付けましょう。株式市場の構造や取引の仕方のコツを記載してあることが多いですが、そのにわか仕込みの知識だけで実践できるとは限りません。

 

特に短期取引の場合には本格的に取引を始める前に、少額で本当に予想したように値動きをして利益を生み出せるのかを確認しましょう。長期取引の場合には試してみるのは難しいですが、過去に遡って銘柄を選んでみて予想通りの株価の動きになっていたかを見てみると練習替わりにすることができます。

 

株初心者がおすすめ銘柄から選ぶときのポイント

おすすめ銘柄を探して投資をするのは株初心者がよくやる方法です。無数の銘柄の中から魅力的なものを選び出すのは株初心者にとって至難の業ですが、証券会社などが発表しているおすすめ銘柄から選べば投資先の決定が簡単になります。

 

株初心者がおすすめ銘柄から投資先を選ぶときに重要なのは、分散投資を心がけることです。おすすめ銘柄として挙げられているものはハイリスクハイリターンのものもたくさんあります。

 

一つの銘柄に投資してしまうと、おすすめしている証券会社などの読みが外れたときには資産を大きく減らしてしまうことになりかねません。少額で少しずつ色々な銘柄に投資をしてリスクを分散させましょう。

 

また、おすすめ銘柄を選ぶときには、おすすめになっている理由を理解するのも大切です。分散投資をする上でも根拠がわからないと本当に分散になっているかどうかを判断するのが難しいでしょう。

 

同じ要因で株価が上がるものを選ぶ分には問題はありませんが、同じ原因で株価の暴落が起こる銘柄ばかりに投資してしまうとリスク分散になりません。なぜおすすめされているのかをよく調べて、リスク分散になることを確認してから投資をするのが賢い方法です。

 

おすすめ銘柄の解説がないときには自分なりに投資先の企業や周辺の情勢を調べて、その銘柄に魅力がある理由を考えてみるのが大切です。

 

株初心者は投資目的を考えて取り組もう

株初心者もきちんと勉強して株価の動きを予測できるようになれば株式投資で利益を生み出せるようになります。投資目的に応じて短期投資か長期投資かを考え、その期間に合わせて勉強してから本格的に資金を投じましょう。