不動産投資はサラリーマンにおすすめ?

不動産投資はサラリーマンにおすすめ?|リビングコーポレーション

サラリーマンでもできる副業として「不動産投資」をお考えの方も多いでしょう。今回はそんな、サラリーマンが始める不動産投資について解説していきます。

 

 

<不動産投資でサラリーマン卒業?!その実態とは>

 

働く上でさまざまなストレスを感じているサラリーマンは少なくないでしょう。サラリーマンを辞め、自分で運営していける仕事を持ちたいと考えている方もいるのではないでしょうか。そこで注目なのが不動産投資です。不動産投資とは、不動産を所有し、そこから発生する家賃収入などで利益を得る投資方法です。働かなくても収入が得られるため、副業として人気がありますが、不動産投資で生活できるレベルまでになり、サラリーマンを卒業した人も多数います。

 

実際、資金0から家賃収入数千万円の規模までになったケース、不動産投資を始めて3年でサラリーマンを辞められたケース、不動産投資で成功し早々にセミリタイアしたケースなど、副業の域を超えるさまざまな成功例が存在します。誰でもすぐに成果を出せるほど簡単なものではありませんが、不動産投資で生活をしていくことは決して不可能ではないと言えます。

 

<不動産投資層、サラリーマンの割合は?そのメリットとは>

 

それでは実際どのような人が不動産投資を行っているのでしょうか。不動産情報サイトが行った調査によると、不動産を投資をしている中で最も多い約6割を占める職種はサラリーマンです。そのほか、自営業、公務員、企業役員などの職種にも投資をしている人はいるようですが、いずれも全体の1割ほどにとどまっています。

 

不動産投資を行う人にサラリーマンの割合が多い理由はいろいろ考えられます。例えば、副業禁止の会社でも、不動産投資ならOKであるパターンが多くいことも1つでしょう。不動産投資は実際に働く必要がなく、会社勤めをしながら無理なく続けられるという点も、サラリーマンには大きな魅力です。また、サラリーマンは収入が安定しているので、投資用の物件を購入する際のローンが組みやすいということも理由として考えられます。

 

その他のメリットとして、生命保険がわりになるというものがあります。これは、金融機関から融資を受ける際に団体信用生命保険への加入をすることにより得られるメリットです。団体信用生命保険とは、ローンの返済者が返済の途中で死亡、または高度障害の状態になった際に、生命保険会社がローンを代わりに返済してくれるサポートです。さらに金利を上乗せすると、ガンや脳卒中などの三大疾患やその他生活習慣病にかかってしまった時にもサポートが受けられるものもあるようです。ローンの返済が困難になってしまっても家賃収入を得られるので、大きなメリットといえるでしょう。

 

また、インフレ対策になるのもメリットの一つです。インフレ(インフレーション)とは、物価が上昇し、それにより相対的なお金の価値が下がってしまうことです。現金として持っている金融資産はインフレで価値が下がってしまいますが、代わりに土地や建物などの現物資産を不動産投資で保有しておれば、売却することで利益を出すことができます。

 

<サラリーマン不動産投資、融資に対する利益はいつでる?>

 

不動産投資のためにはまず物件を購入する必要がありますが、物件の価格は数百万円から数千万円、それ以上と非常に高額です。自己資金ではまかないきれず、金融機関などから融資を受けるケースは珍しくありません。早く投資の収入が発生しなければ、ローンの返済など、経費を支払うばかりの状態が続くことになります。それでは具体的に、収入や利益がでるのはいつなのでしょうか。

 

融資を受けた後、購入予定の物件に関し売買契約を結びます。管理会社の選定なども行い、物件が引き渡されます。ここまでが大体1ヶ月ほどです。さらにその後、不動産業者などを通して入居者を募集します。入居者が決定し、初期費用や家賃が支払われるまで早くても1ヶ月はかかるでしょう。つまり、融資に対する収入が入るまで少なくとも数ヶ月はかかります。

 

<20代サラリーマンの不動産投資が急増!>

 

投資と言うと、社会人の経験が豊富な中堅以上の年齢層が行うものというイメージがあるかもしれません。しかし、昨今は20代など若い年齢から不動産投資を始める人が急増しているのです。不動産情報サイトの調査によると、不動産投資を行っている人の約1割が30代以下だということです。

 

若いうちから不動産投資を行うことには、実はさまざまなメリットがあります。まず大きなメリットは、利益を得られる期間が長くなることです。不動産投資の利回りをあげる方法の1つは、物件の購入費用を早期にペイすることです。ローンの返済期間中は、経費が大きくなるため、利益がなかなか上がりません。しかし、20代など早いうちから不動産投資を始めれば、ローンも早く完済でき、その後大きな利益を得られる期間が長く続くでしょう。また、20代から投資を始めることで、長期的な資産形成計画を立て、無理なく資産運用ができる点もメリットと言えます。

 

<不動産投資を始めたい!サラリーマンの基準年収平均は?>

 

それでは、不動産投資を始める前から、投資で安定して収入を得るまでの年収の推移をシミュレーションしてみましょう。スタートは、サラリーマンの平均年収と言われる400万円です。例えば購入費用2,000万円で、利回りが5%の物件に投資するとしましょう。この場合、年間の不動産収入は100万円ほどとなります。サラリーマン分の年収と合わせて500万円です。但し、ここからローン元利金の支払いがあります。例えば購入費用のうち1,600万円を金利1.5%、期間30年で借りた場合、元利均等払いで毎月4.9万円となりますので、年間58.8万円を支払う形になります。

 

ただし、ローンを完済すれば、元利金支払いにあてていた金額はそのままそっくり利益となります。したがって、500万円の年収が見込まれ、不動産も手元に残ります。物件の価格やローン年数、月々の返済金額など、さまざまな要因で状況が変わるため、一概には言い切れませんが、物件購入費用分がペイできた後から収入は大きく安定するでしょう。

 

<サラリーマン不動産投資の失敗のリスク>

 

ここまで、サラリーマン不動産投資の実態、メリットについてお話ししてきましたが、不動産投資で成功するのは簡単ではありませんし、失敗のリスクも伴います。

 

サラリーマンが不動産投資で気をつけるべきポイントは、人任せにしないということです。本業で忙しかったり不動産の知識が浅い中で、不動産会社や管理会社の言われるがままに物件を購入したり、管理を任せていると、実は自分の思っていた物件や管理状況と違ったということがあります。

 

そうならないためにも、専門家や不動産投資家の先輩などにセカンドオピニオンを求めたり、自分で本を読んだりセミナーに参加して知識をつける必要があります。副業とはいえ不動産投資も仕事ですので、時間と労力をきちんとかけて知識をつけ実践することが成功のコツと言えるでしょう。

 

<まとめ>

 

さて、今回はサラリーマンが始める不動産投資について解説してきました。フレックスタイム制やリモートワークなど様々な働き方が増えてきた今、不動産投資での副業もぜひ視野に入れてみてください!