LINE証券は2019年にサービスが開始された新しい証券会社です。LINE系列なので魅力が大きいのではないかと思っている人もいるでしょう。この記事ではLINE証券が提供しているサービスの特徴やお得な情報などを幅広く紹介します。
LINE証券の特徴
LINE証券は運営開始からわずか1年半ほどで多数の口座開設申し込みを受け、2021年2月の時点で50万口座を突破している伸び盛りの証券会社です。コミュニケーションアプリとして人気のLINEと連携しているのが特徴で、LINEアプリ上からLINE証券の取引サイトへ移動することができます。
LINE証券自体はアプリのインストール不要で利用できる仕組みになっています。LINE証券はスマホで完結するサービスを徹底しているのが特色です。口座開設の申し込み時点からスマホを使う仕組みになっていて、早ければ翌営業日には取引を始められます。気軽に証券取引をおこなえるようにするサービスが充実しているのがLINE証券の魅力です。
LINE証券ではLINEのサービスとの連携も徹底しています。LINE Payを使って入金も出金もできる仕組みになっていて、どちらも手数料無料で対応してもらえます。LINEポイントも現金扱いで投資商品の購入や手数料の支払いに活用可能です。
LINE Payで資金管理を一元化したり、余っていて使い道に困っているポイントで投資をしたりすることができます。また、LINE証券では情報サービスも初心者にわかりやすいように提供しているのもメリットです。
これから投資を始める初心者の人でも十分な投資情報が手に入るので、論理的に考えて投資を進められるようになります。シンプルでわかりやすいデザインのプラットフォームを利用できる点でも初心者にとって安心の証券会社です。
LINE証券はキャンペーンが豊富
LINE証券は積極的なキャンペーンの実施をして新規口座開設を促しています。大手の証券会社や有名なネット証券が多数存在する中で、新たに市場に参入するからには利用者にとってのメリットをわかりやすくアピールすることが必要でしょう。
キャンペーンは不定期に実施していて、何かの記念に合わせて大々的に宣伝をしているのが通例です。2021年に50万口座を突破した際には最大8000円相当のお得なキャンペーンが開催されました。
2020年に遡るとやはり最大8000円相当をもらえる1周年記念特別キャンペーンが実施されています。どちらも口座開設を条件としていて、高額の現金を手に入れるにはLINE FXの口座開設もしなければなりません。
2021年4月時点では初株チャンスキャンペーンを実施しています。初株チャンスキャンペーンは初めて株式投資をする人のために、ハードルを下げようという意図を込めて実施されているのが特徴です。
口座開設をするときにクイズに答えて正解すると最高で3株分の購入金額が手に入ります。株式投資では一単元と呼ばれる100株ずつしか買えないのが原則でしたが、近年では単元未満株も流通するようになりました。
LINE証券では「ひとかぶ」というサービスで単元未満株を提供しています。その中の対象銘柄から3株を実質無料で始められるのがこのキャンペーンの魅力で、まさに株式投資のデビューに向いています。
LINE証券で取り扱っている銘柄
LINE証券では取り扱い銘柄が厳選されているのが特徴です。取り扱い銘柄数が多いのをセールスポイントにしている証券会社は多いですが、逆にLINE証券では数を減らしています。
LINE証券では株、上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)、投資信託を全て合わせて3700銘柄しか取り扱いがありません。特に投資信託は30銘柄のみしか選べない仕組みになっています。
投資信託の人気が高くなり、取り扱い銘柄数を増やそうと努力する証券会社が多い中で一風変わった取り組みをしているとも言えるでしょう。しかし、LINE証券には明確な意図があり、初心者が銘柄選びで迷わないようにプロの立場として候補を厳選しているのです。
本格的に取り組みたい人は株で現物取引や信用取引に取り組んでもらい、初心者には気軽に投資信託をしてもらおうというのがLINE証券のスタンスです。投資信託は全銘柄購入手数料無料で、スポット投資なら100円から、つみたて投資では毎月1000円から始められます。
株式投資についても購入手数料はゼロで、信用取引の手数料もかかりません。「いちかぶ」の単元未満株なら数百円から始めることが可能です。このように少しでもハードルを下げて気軽に投資をして欲しいという願いを込めているのがLINE証券の特色です。
LINEアプリを使える手軽さを生かし、サービスを全体的に初心者向きにしています。
LINE証券での現金化の特徴
LINE証券で取引をして利益を得たときや、入金したけれど投資に使いたくなくなったから口座から出したいときなどには、出金の手続きをする必要があります。LINE証券では現金化をするときに、銀行口座を指定すると220円の手数料がかかるのがデメリットです。
ただ、LINE Payに出金する場合には手数料がかかりません。LINE Payから銀行口座に送金するときには手数料が176円なので、LINE Payを使っているとややお得になります。LINE Payは街中でも使えるところが増えてきているので、LINE証券で得た利益はLINE Payで使うようにして現金化しない方がメリットが大きいでしょう。
ただ、現金化ができるというのは使い方次第では大きなメリットになります。LINEポイントを現金扱いにして入金できるのはLINE証券の特色です。LINEポイントでLINE証券に入金した後、銀行に出金すれば現金化ができます。
LINE Payに出金してから銀行口座に送金して現金化することも可能です。どちらの方法を選んでも手数料は負担しなければなりませんが、LINEポイントの現金化にもLINE証券は活用できることは覚えておくと良いでしょう。
LINE証券で投資をしているときにはLINEポイントは現金として使えるので有効活用できます。しかし、LINE証券での取引をやめようと思うときがきたら、LINEポイントの使い道で困ってしまうかもしれません。その際にすぐに口座を閉じずに現金化に使うという方策を立てられます。
LINE証券では確定申告が必要か
投資の初心者の場合にはLINE証券を使うと確定申告が必要なのかどうかが気になるかもしれません。確定申告が必要になるかどうかは人によって違いますが、口座開設のときに源泉徴収ありの特定口座を指定した場合には源泉徴収されているので確定申告は不要な場合がほとんどです。
ただ、他の証券会社でも投資をしていて、損益通算をしたい場合などには確定申告が必要になります。LINE証券だけしか口座を持っていないのであれば、源泉徴収ありの特定口座なら基本的に確定申告をせずに済みます。
しかし、普通口座を指定した場合や、源泉徴収なしの特定口座を開いた場合には確定申告をしなければならないケースが多いでしょう。ただ、LINE証券での取引によって得られた利益と、それ以外の所得を足し合わせた金額が、控除額以内に収まっていれば確定申告は不要です。
給与所得者の場合には20万円以内、主婦や学生などで給与所得を得ていない人は48万円以内なら控除によって確定申告をしなくて済む可能性がありますが、最寄りの税務署または税理士にご確認ください。他に副業をしていて利益を得ている場合などには合計額が20万円または48万円を超えていないことが必要なので、多数の収入源がある人は注意しましょう。
このような事情はLINE証券に限ったことではありませんが、投資初心者にとっては悩みになりがちな点です。確定申告義務があるのに忘れてしまうと大損をすることになりかねないので、必要かどうかは慎重に検討しましょう。
LINE証券ならアプリで気軽な投資が可能
LINE証券では初心者に向いていて、気軽に投資を始められるサービスを充実させているのが特徴です。アプリでいつでも投資をすることができるので、キャンペーンが開催されていてお得なときに口座開設を申し込んでみましょう。