太陽光発電投資は稼げる?メリットや注意点を解説

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投資といえば株取引やFXなどが代表的ですが、一方で人気が高まりつつあるのが太陽光発電投資です。しかし、「太陽光発電で投資ができるの?」と疑問を持つ方も多いかもしれません。ここではそのような方に向けて、太陽光発電投資を詳しく解説していきます。投資といえば株取引やFXなどが代表的ですが、一方で人気が高まりつつあるのが太陽光発電投資です。

 

しかし、「太陽光発電で投資ができるの?」と疑問を持つ方も多いかもしれません。ここではそのような方に向けて、太陽光発電投資を詳しく解説していきます。

 


太陽光発電投資とは?

太陽光発電と聞くと、家庭内で節電するため家の屋根に太陽光発電システムを取り付けたり、電力会社が電力を得たりすることを目的に、大規模な太陽光発電所を設けているなどのイメージを持つ方が多いでしょう。


当然発電した電力はそのまま使うこともできますが、電力を求めている電力会社に対して提供することもできます。それが、太陽光発電投資です。太陽光によって発電した電気を電力会社に売ることで利益が得られるため、継続的に発電することができれば、安定した利益を得られる投資方法だといえます。


ただし、「家庭用の太陽光発電」で利益を得ることは困難です。家庭用の太陽光発電というのは、出力が10kW未満のもので、それとは別に出力10kW以上の産業用太陽光発電というものがあります。


例えば一般住宅の屋根などに取り付けられた太陽光パネルは、家庭用の太陽光発電向けの設備です。家庭用の太陽光発電では、発電した電気が家庭内で優先的に消費されます。余剰電力を買い取ってもらうことはできるものの、発電したすべての電気を売ることができません。


一方で産業用の太陽光発電によって得られた電気は、家庭内で消費されずそのまま一般の電気系統へと流されていきます。家庭内で電力が消費されないため、発電した分の電気を全て投資に利用することが可能です。


太陽光発電投資のデメリット

太陽光発電投資には安定した利益が狙えるというメリットの反面、デメリットも少なくありません。大きなデメリットとして挙げられるのが、「初期費用が高い」という点です。


家庭用の設備はそれほど高くはありませんが、産業用の太陽光発電を始める際には、大規模な設備が必要になるため、かかる設備費用が高くなります。


また、大規模な設備を設置するための土地なども必要なことから、初期費用の総額が数千万円に上るケースも少なくありません。初期投資に見合った利回りがあるのも事実ですが、一方で始める際のハードルが高い投資手段ともいえるでしょう。


また、天候によって得られる利益が左右されるのも太陽光発電投資のデメリットです。レート変動などで利益が左右されるのは投資においてよくあることですが、社会情勢をしっかり先読みできれば、ある程度対策することができます。


しかし、天候を先読みするのは非常に困難なことです。明日・明後日の天気予報も外れる可能性があるほど、天候は気まぐれに変わっていきます。つまり、日照時間の長い地域で太陽光発電を始めたとしても、数年後には曇り空が続く地域に変わっている可能性があるということです。


そうでなくとも、梅雨などで雨が続くとその分得られる利益も減少します。太陽光発電投資を始める際には、必ず理解しておくべきデメリットです。


太陽光発電投資は会社選びが重要

太陽光発電用の設備は、当然ながら個人で製作できるものではありません。土地の購入や設備の導入などは、発電の開発や電力提供といった事業を行っているような会社に依頼する必要があります。


しかし、会社によってサポートの質や料金プランは異なるため、太陽光発電投資を成功させるなら会社選びからこだわるべきでしょう。


まず太陽光発電投資は、発電用の設備はもちろんのこと、設置するための土地も用意する必要があります。会社によっては発電設備の導入のみ行っている場合もありますが、可能な限り土地付きの太陽光発電を提供している会社を選ぶようにするのがおすすめです。


そのような会社を選んだ後は、提供されている土地を実際に内見してみるなど、不動産選びと同じように物件を選んでいくのが良いでしょう。


また、メンテナンス体制の善し悪しも重要になります。太陽光発電は太陽光に照らされている必要があるため、屋外に設置されることがほとんどです。野ざらしになっているので、放置していると雑草・草木が繁殖したり、鳥のフンなどによって設備が汚れたりする可能性があります。


結果として、発電効率の低下や設備の故障などのトラブルが起こることも珍しくありません。そのため、故障時の対応はもちろん、定期的なメンテナンスにも対応してもらえる会社を選ぶのが大切です。


太陽光発電投資の失敗例

太陽光発電投資は、失敗するケースも多いです。例として、「施工会社選びの失敗」が挙げられます。太陽光発電投資は発電用の物件購入だけでなく、その後のメンテナンスなども含めると、基本的に約20、30年にわたる契約を施工会社と結ぶことになります。


20、30年ほど事業が続く会社というのは、それほど多くはありませんよね。そのため、評判の良い会社を選んだとしても、数年のうちにその会社が倒産し、メンテナンスなどの依頼先がなくなってしまうケースもあります。


また、「施工会社の対応が遅い」、「購入した物件の質が低く、メンテナンスなどで余計な費用がかかった」などの失敗例も珍しくありません。


その他、自然災害による失敗例も数多く存在します。屋外に設備を置く以上、避けられないのが自然災害です。地震台風などをはじめ、海や川沿いの地域であれば水害によるトラブル発生も考えられます。


何も対策しないまま太陽光発電投資を始め、間もなく自然災害によって設備が全壊、多額の負債だけが残ったというケースもあります。ただし、これはあくまでも対策をしなかった場合の失敗例です。


「自然災害補償」など施工会社から有料で提供されている保険に加入していれば、災害によって設備が壊れた際にも補償が適用されます。そのため、太陽光発電用の物件を購入する際は、必ず自然災害補償に申し込むようにし、申し込めない会社に依頼するのは避けるようにするのが良いでしょう。


中古の物件で太陽光発電投資を始めるメリットは?

太陽光発電向けの物件には、以前に誰かが稼働させていた中古の物件もあります。初期費用がかかる太陽光発電投資では、中古物件の購入を検討している方も多いでしょう。

 

太陽光発電投資を中古物件で始めるメリットは、早期に発電を開始できるところです。
施工会社が提供している物件のほとんどは、注文後に工事を始めます。そのため、新規物件の場合は実際に注文してから数カ月もしくは数年が経過した後に発電を始められるようになります。


時間がたてば日照時間や天候などが変化する可能性もあるので、できれば注文後すぐに発電し始めたいですよね。中古の物件は前の持ち主が太陽光発電を稼働させていたため、購入後すぐに太陽光発電を開始できます。


一方、中古物件を選ぶ際には注意点もあります。特に注意すべきなのは、中古ゆえに物件の状態が悪い場合もあるということです。基本的には整備されていますが、中には雑草などが生い茂っていたり、設備の一部が故障していたりする物件もあります。


その分費用は安くなっているものの、メンテナンス・整備の費用を考えると、新規で物件を購入した方が良い場合もあるでしょう。また、内見した際には状態が良さそうに見えても、設備の劣化が進んでいることも多いため、稼働後すぐに故障するといったリスクもあります。


メリットがあるのはもちろんですが、中古の物件を購入する際はこれらのデメリットがあるというのは理解しておきましょう。


太陽光発電投資は稼げる?

太陽光発電投資は初期費用こそ高いものの、それに見合った利益が得られるのも事実です。また、安定的に利益を得られる投資手段でもあります。太陽光発電投資を成功させるためにも、ここで解説した内容を参考にしてみるのがおすすめです。