投資に興味を持ち実践してみたいと思っても、なにから手を付けて良いのか悩んでしまう人も多いと思います。
まずは投資について、正しい知識を身につけることが重要です。
今回は、投資について知識をつけたい人向けに、具体的な勉強方法をご紹介いたします。
<投資の知識を身につけよう>
投資に興味を持っても、投資の種類の多さに戸惑ってしまう人も少なくないと思います。
投資には、株式、為替、投資信託、債券、商品、不動産など多くの種類があります。
その全てを正しく知ることができれば一番良いですが、なかなか簡単ではありません。
投資初心者の人は、まず投資とは何かを理解することが第一歩だと思います。
投資とは何かが分かれば、それぞれの種類の特徴も理解しやすくなるでしょう。
<具体的な勉強方法>
投資と言っても特別な勉強が必要ではありませんし、難しく考えることもないです。
他の学問と同じような勉強方法で充分に理解ができると思います。
次に具体的な勉強方法を挙げていきます。
・投資関連の書籍を読む
インターネットでも簡単に情報が入手できる時代ですが、投資関連の書籍を読むことは一番有効な勉強方法だと言えます。
投資関連は多くの本が出版されていますので、読む本の選択肢がかなりあります。
まずは自分の投資に対する知識がどれだけあるかを知ることが重要です。
投資初心者がいきなり上級者向けの専門的な本を読んでも理解することは難しく、読み進めることも嫌になってしまう場合も考えられます。
投資初心者に最適な書籍は、投資とは何か、投資に対する考え方などが簡潔に分かりやすく書いてある本を選ぶことが大切です。
文字数が少なく、図解やイラストなどで初心者にも理解しやすい工夫がしてある本が最適だと言えます、
投資とは何かが少し理解できた場合、次に読むと良い本は投資関連でベストセラーになっている本です。
古くから多くの人に読まれている本を読むことで、投資に対する正しい知識が身に付く可能性が高いと言えます。
投資に対する基本的な知識があるか無いかで、大きく投資判断が違ってくると思います。
基本的な知識が付いてきた段階では、チャートの読み方、売買のタイミングなど具体的な投資手法や投資判断基準が書かれている本を読むと、より実践的な知識が身に付くと思います。
ここで重要なことは、投資関連の一冊の本に書かれていることを真似して実践するのではなく、多くの書籍を読む中で共通して書かれている内容を理解することです。
多くの本を読んでいくと、言い回しなどは違っていても、本質的に同じ内容が出てくることに気づくと思います。
その内容こそが、投資をする上で理解しておくべき事柄だと言えますので、正しく理解することでレベルアップに繋がります。
多くの書籍を読むことは、確実に知識を身につけることができ、投資に有効な勉強方法のひとつと考えることができます。
・経済新聞を読む
マーケットが変動する要因は、世界情勢や経済動向、重要な指標の発表や各企業の個別の状況など様々です。
経済新聞はこの多くの情報を総合して得ることができる媒体だと言えます。
また経済用語や流行りのワードなどの解説もあり、新聞を読み続けることでかなりの知識を安価に身につけることができます。
前日の株価情報や為替の推移なども細かく記載されており、なぜそのような動きになったのかが解説がされています。
経済新聞を全体的に読むことで、専門的な知識も知らず知らずのうちに身に付く場合もあり、とても有効な勉強方法のひとつです。
紙ベースだけでなく、電子版でも読むことができるため、比較的取り入れやすい勉強方法のひとつです。
・テレビのニュースを見る
テレビのニュースの優位点は、今世界で起こっていることがリアルタイムで知ることができることです。
書籍や新聞は、過去に起こったことに対しての解説で、リアルタイムではない場合があります。
テレビのニュースは世界情勢や経済状況など、マーケットの変動要因をいち早く情報として得られる媒体です。
またテレビのニュースを継続的に見ることで、政治や経済についての流れが理解でき、投資との関連性も知ることができると思います。
今まで関心の無かったニュースにも、投資の勉強をし始めることで関心を持ち、経済に詳しくなれるというメリットも考えられます。
楽しみながら勉強ができれば、短期間で投資に対する正しい知識が身に付くと思います。
・SNSやブログを見て学習する
今はインターネットで簡単に投資の様々な情報を得ることができます。
投資を実践している多くの人が、マーケットの展望や自分の投資手法、ポジションについて発信を行っています。
もちろん有益な情報もありますが、中には自分に有利な展開になるような憶測や誘導が発信されている場合もあり、これを鵜呑みにしてしまうことは思わぬ大きな損失を被る可能性があります。
あまりに誇大な言葉や金額を謳っているサイトにも注意が必要です。
インターネットでの個人や会社が発信する情報は、必ず参考程度にとどめ、真似をして投資をすることは避けたほうが良いです。
人の投資戦略を参考にし、経験を積む中で自分の投資手法を確立することが大切だと思います。
・証券会社や投資事業者などのセミナーに参加する
大手の証券会社やネット証券会社、投資関連事業者など、多くの会社が投資セミナーを開催しています。
インターネットの情報と同様に、誇大な言葉を使っているセミナーや、極端に高い参加料を取るイベントなどには注意が必要です。
セミナーを選ぶ方法としては、できるだけ有名な会社や信頼性のある事業者が開催しているセミナーで、無料のものから参加することをお勧めいたします。
今は対面だけでなく、オンラインで投資関連の話が聞けるセミナーの開催も多く、手軽に自分に合った講習を受けることができます。
セミナーで聞いた内容を鵜呑みにするのではなく、様々な投資への考え方のひとつとして参考程度にして、自分の投資の知識やスキル向上に活用するようにできれば、有効な勉強方法になり得ます。
・実際に投資を実践してみる
投資に関してある程度知識が付いた段階になったら、実際に投資してみることはとても有効な勉強方法です。
どんなに本や新聞などで知識をつけても、実戦の経験がないと上手くいかないのが投資の世界と言えます。
今は小額から投資できる商品も多く、自分の余剰資金のなかから少しずつ投資を実践し、実際の値動きや、なぜその結果になったかを検証することが、投資に慣れる一番の道だと思います。
どんなに成功している投資家でも必ずと言っていいほど失敗をしています。
投資は元本保証ではないため、マイナスになる場合もあります。
仮に失敗しても、その失敗を検証し、次の機会に活かせれば必ず成長に繋がります。
マーケットに継続的に参加することで、経験値が上がり知識とスキルが上がってくる可能性が高くなります。
マーケットは期間限定ではなく継続して開いているので、焦る必要はありません。
一番やってはいけないことは、焦って自分の余剰資金以上の資金を集中的に投資し、その結果、大きな損失によりマーケットに参加できなくなることです。
少しずつ成長しながら、投資を実践することはとても有効な勉強方法だと言えます。
今回は、投資に有効な勉強方法について解説してきました。
自分に合った勉強方法を見つけ、少しずつ投資を実践することで、自分の投資スタイルや投資判断基準が身に付いてくると、成功する確率は上がってくると思います。
まずは投資に興味を持ち、自分のペースで勉強していくことをお勧めいたします。