民泊投資について徹底解説!失敗しないためには?

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現在、様々な投資方法がありますが、民泊投資というワードを聞いてその内容を詳しく説明できる方は少ないのではないでしょうか。

 

民泊投資は安定した収入が期待できる投資方法であり、投資の中では初心者でも比較的簡単に始めやすいとも言われています。そこで今回は民泊投資に関する様々な情報を紹介します。

 

 

民泊投資には多く分けて2つのタイプがある!

 

民泊とは自宅あるいは所有しているマンションやアパートを旅行者などへ有料で貸し出す事を指しており、現在では一つのビジネスモデルとして確立されています。近年注目度が高まっていると言われている民泊ですがその背景には理由があり、それが外国人観光客の急増です。

 

訪日した外国人観光客は2015年のデータによると約2000万人となっており、この人数は2005年と比較すると約3倍にもなり、急激な伸び率と言えます。そのため、宿泊業界においては既存のホテルや旅館だけでは対応しきれないという問題が浮上したのです。

 

そこでリーズナブルな料金で宿泊できる民泊の需要が増えた事により、投資家の中にも民泊投資を始める人が増加していきました。

 

民泊投資には大きく分けると、既に所有している物件を活用するタイプとオーナーから物件を借りて、それを旅行者の宿泊施設として提供するタイプがあります。既に物件を所有している場合は、それを宿泊施設として利用できるため、初期コストが抑えられるというメリットがあります。

 

物件の状態によってはリフォームや設備投資などが必要になってくる場合もありますが、長く使われていない空き家物件の問題解消に繋がる事が期待できるという側面もあるでしょう。

 

一方、オーナーから物件を借りる民泊投資では人気の観光地にある物件であれば多数の宿泊客が期待できるというメリットがあります。

 

民泊投資に失敗しないためには顧客のターゲットを選定しておく事も大事

 

民泊投資は一見簡単そうに見えている方もいるかもしれませんが、明確なビジョンを持ち計画的に投資していかないと失敗する可能性は高くなると言えるでしょう。民泊を始める場合、宿泊客が多く見込めるエリアで、安定した収益を得るためのシミュレーションをした上で宿泊施設となる物件を選定し、運営していく必要があります。

 

ただ単純に観光客が多いエリアというだけで安易に民泊投資に足を踏み入れるのは避けるべきでしょう。民泊投資で失敗しないためのポイントとして挙げられるのが、どのような顧客をターゲットにしたいのかあらかじめ決めておくという事です。

 

例えば外国人観光客をターゲットにするのであれば、駅から歩いて行ける距離にある物件を選ぶのが良いでしょう。理由としては多くの外国人観光客は、日本での土地勘がないのでエリアを特定しやすい駅からなるべく近い物件を好む傾向があるからです。

 

一方、日本人をターゲットとする場合は、利用ニーズに合わせた物件選びが必要と言えます。例えば受験や就活で地方からくる学生は安い宿泊施設を求めている傾向があると言われています。

 

そのため、それらの人たちをメインターゲットとするのであれば交通の便よりも安く泊まれる物件を選ぶのが賢明です。また出張しているサラリーマンをターゲットにする場合は、交通の利便性がある駅近の物件を選べば失敗するリスクは少ないでしょう。

 

コロナ禍に適した民泊投資の考え方とは

 

2020年2月頃から感染が拡大し始めた新型コロナウィルスの影響で、インバウンド需要の増加で人気が高まっていた民泊の需要も大きく落ちこんでしまいました。しかし世界各地で多くの人がワクチンを接種するなどしてコロナが収束する方向に向かえば、インバウンド需要が再び増加する事が期待できます。

 

また宿泊客数が回復してきた時期に周辺エリアで民泊を運営している物件が少なくなっていた場合、宿泊料金の相場が上がる可能性があります。インバウンド需要が落ち込んでいるコロナ禍の状況を何とかしのいで収束後の需要回復を期待する事も一つの方法としてあるでしょう。

 

さらに、新型コロナウィルスによる影響が長期化する事を想定して物件の売却査定など先手を打って準備をしておく事も大切です。おおまかな売却価格などを把握しておけば、いざという時に対策を立てやすくなります。

 

一方、これから民泊投資をする予定がある方は民泊物件が安くなっているとも言われているので、初期コストを抑えて安定した収益が期待できる物件を手に入れるチャンスでもあります。

 

しかし、コロナによってインバウンドの需要回復の予想が難しい状況下では、投資を一か所に集中させるのはリスクが高いと言えます。そのリスクを回避するには少額でも行えるクラウドファンディングによる投資など他の投資方法と民泊投資を組み合わせた分散投資が良いでしょう。

 

不動産投資物件としての民泊の魅力とは

 

不動産投資物件としての民泊には様々なメリットがあり、その一つが原状回復費がほとんどかからないという点です。賃貸物件を貸し出すと様々な人が長い間生活を送るようになるため、内装など至る所で劣化が目立つようになります。

 

そのため、入居者がいなくなった後に原状回復するための作業を行う必要があります。一方、民泊は利用対象者が主に旅行者であり、そのほとんどが数日程度の宿泊となっています。また多くの時間を室内で過ごすという事も比較的少ないので、内装などが損傷するというリスクは少ないと言えます。

 

そのような背景もあり民泊は原状回復に要する費用を掛けずに済ませる事も可能です。また収益性が高い点も民泊がもたらすメリットでもあります。

 

民泊を運営するエリアによって違いはありますが、東京や大阪といった大都市圏のエリアであれば、通常の家賃収入よりも大幅な収益が見込める可能性があります。民泊を始めるには設備投資などの初期費用はかかりますが、家賃相場が基本的に安いエリアであれば、それほど費用や時間をかけずに回収する事は可能でしょう。

 

他にも民泊のメリットとしては、身軽に運営できるという事です。賃貸物件では建物の取り壊しやリノベーションを行う際は住居人に立ち退きしてもらう必要があり、費用や時間もかかりやすくなります。しかし民泊の取り壊しやリノベーションは、民泊の予約を停止するだけで容易に行う事ができます。

 

失敗しない民泊投資セミナーの選び方

 

はじめに民泊投資向けセミナーを選ぶ際は、主催する会社の基本情報は忘れずにチェックしておきましょう。主催会社のWEBサイトでは創業年数や管理・保管している物件数などをチェックする事が大切なポイントです。

 

創業してから年数が経っており、物件数が多いほど歴史があり経験や実績を積み重ねている会社と言えます。また取り扱っている物件の情報を把握しておけば興味関心のないセミナーに参加してしまうという事も避けられます。

 

セミナーを主催する会社の基本情報を事前に調査しておく事で自分にとって有意義なセミナーであるか否かの判断がしやすくなります。さらにセミナーの規模や開催頻度もセミナー選びでは重要なポイントとなってきます。

 

セミナーを定期的に数多く開催している会社は参加者からの人気が高いとも言えます。開催されている数が多いという事は、ブラッシュアップが繰り返されている可能性が高いため、中身の濃い充実したセミナーが期待できるでしょう。

 

他にもセミナー講師の質も選ぶ際には必要な判断材料になります。会社によっては住宅コンサルタントなど専門家をセミナー講師に招く場合もあれば、企業の社員が手元の資料をただ棒読みするだけというセミナーもあります。

 

民泊投資ではそれなりの専門知識を持っておく事も必要であるため、参加費が高額でない限りは有料でも専門家が講師を務めるセミナーを受講するのが賢明でしょう。

 

明るい将来が期待できる民泊投資

 

民泊投資に関する様々な情報を紹介してきましたが、民泊投資には数多くのメリットがある魅力的な投資方法です。コロナ禍の影響で民泊投資をする人は減少傾向にありますが、コロナが収束した後にはインバウンド需要の増加も期待できるので、民泊投資の将来性は高いと言えるでしょう。