地域のおすすめ不動産を徹底解説!

地域のおすすめ不動産を徹底解説!|リビングコーポレーション

地域のおすすめ不動産を購入するときに、お得な公売物件を考慮に入れておくのも良いでしょう。そこで今回は東京、大阪、名古屋、福岡の公売物件について話していきます。

 

 

そもそも公売物件とは?

公売物件とは、財務省などが税金の滞納者などに対して、税金の代わり不動産を差し押さえ、押収された不動産を入札販売している物件のことです。オークション形式で入札されるので、一般的な価格よりも割安で物件を購入できる可能性があるのが特徴です。

 

ただし、入札に参加する方も多いので、何回かオークションに参加し、落札できる金額帯の感覚をつけるのがよいでしょう。

 

リモートワークの広がりと都市部の不動産価値

新型肺炎ウィルスの影響により、人々のワークスタイルが大きく変わりました。これにより、都市部から都市近郊の地域へ若年層を中心に人が流出し始めているようです。

 

国がリモートワークを推進するなどして、企業側も出社しなくても労働する環境を整え始めたため、出社しなくても労働ができるようになったのが特徴です。

 

特に、共働き世帯が都内に中古マンションや狭小住宅を購入し、通勤時間を短くすることで生産性をあげるのが一つ流行の兆しがありましたが、今後の不動産のありかについては、ニュースをよくみながら予想していく必要がありそうです。

 

東京23区の公売物件の魅力

東京23区は全国でも公売物件の件数が多い地域です。他の地域と比較して2倍以上の物件が公売物件として売り出されています。人口が密集する東京23区内では公売物件の発生率も高く、公売物件を探しやすいエリアであるのが特徴です。

 

区で見ると大きなばらつきはありませんが、足立区や葛飾区、江戸川区など23区の北方面の物件がやや多めになっているのに対して、港区や千代田区、中央区など都心の物件は件数が少なくなっています。

 

全体的に東京23区内の物件の価格は総じて高いため、少しでも安く不動産を購入しようとした場合、メリットが大きくなります。一般の物件は高額でとても買える金額ではないとしても公売物件であれば手が届く可能性もあります。

 

市場価格よりも2割から3割安の金額で買えるため、東京23区のような不動産価格が高いエリアでは1,000万円以上の価格差がつく場合もあります。ただし落札する確率は低いため、チャレンジし続ける根気が必要です。金額が安いということはそれだけ、入札に参加する人も多いので、何回か参加しマーケットの感覚を身に付けるのが非常に重要です。

大阪の公売物件の魅力

大阪の公売物件は東京23区ほどではありませんが、それでも全国的に見ると比較的多く存在します。それなりに公売物件が売り出されているため、探しやすいエリアの一つです。

 

区で見ると東京同様大きな違いはありませんが、北部に位置する淀川区、東淀川区、西淀川区が多めで、西側の港区、大正区が少なめです。

 

大阪も都心の不動産価格が高騰化しているため、割安で購入できる公売物件の人気は高いのですが、人気の物件は希望者も多くなっているため落札は難しくなりがちです。

 

大阪での公売物件で注意しなければならないのは治安の状況です。どの地域の治安が悪いのかは、大阪警察署が公開している犯罪発生マップなどウェブサイトに掲載されている情報を参考に、なるべく治安のよい地域を選択する様にしましょう。

 

安く人気のない物件がある場所は治安が悪い可能性も考慮し、金額や物件内容だけでなく、付近の住宅状況なども加味した上で入札判断を行うのがベストです。しかし大阪に不動産を購入しようとすると都心から離れた郊外になってしまう昨今、割安に購入できるチャンスでもあります。

 

名古屋の公売物件の魅力

東海地方の主要都市である名古屋も公売物件が多い都市の一つです。しかし東京23区や大阪と比較するとまだ土地に余裕がある場所も多く、一般の物件を購入する選択肢も視野に入れることができます。

 

都心からは少し離れてしまいますが、十分都心への通勤圏内でも比較的お手頃な価格で購入できる一般の物件をベースに入札し、落札すればラッキーと考える程度にしておくのが望ましい方法です。

 

人口が減少している中、東京23区や大阪などの大都市圏には益々人口が集中する事が想定され、不動産価格は当面下がらないと考えられています。名古屋も令和元年の人口調査によると、平成9年以降23年連続で増加し、過去最大となりました。

 

大型ショッピングモールの開発や、タワーマンションの建設などによって都市部への移動が進んでいるようです。一方で、先ほど述べたようにリモートワークの推進や日本全体の人口の減少により、都市部から地方へ人が流れる可能性は十分あるため、直近の人口推移は参考にしてみるのがよいでしょう。

 

また、東海エリアの他地域は人口減少が進んでいるため、他の地域の人口推移を参考にしながら、将来を見据えて物件選びをするのが賢い方法です。

 

多の公売物件の魅力

福岡の中心に位置する博多は九州一の繁華街です。人口も九州地方で最も多く不動産価格も高いエリアです。しかし公売物件の数は東京、大阪、名古屋などと比較するとかなり少なくなっています。

 

そのため良い物件を探すのが難しく、よりよい物件は競争率が高くなる傾向にあるため入札しても落札できる確率は低くなります。公売物件は一般的な物件探しと同時進行で進め、価値があると判断された場合に入札を行い、落札できれば、運が良いと考える程度に押さえておくのがベストな選択肢です。

 

博多については、年々人口が増加傾向であり、増加率でいうと政令指定都市で1位となっています。福岡国際空港から、都心の天神までは電車でわずか11分であり、交通の便が良いことや、不動産や賃料の価格が安いのも魅力的です。

 

また、IT系の企業もバックサイドの支店を福岡におくなど、若い人が増えている地域でもあります。ただ、今後は人口が減少する可能性も十分に考えられるので、多少金額は高くても新築の一般物件を購入した場合と比較して長期的な視野で試算を行った上で判断するのが賢い方法です。

 

23区以外の東京の公売物件の魅力

東京23区内の不動産価格は今後も下落は見込めないエリアですが、23区から一歩外を出ると同じ東京でも不動産価格の下落が始まっています。

 

立川や町田など平成初期のバブルの時代には、サラリーマンが購入するのは難しいと判断される金額まで上昇した不動産価格もかなり下落して落ち着いている状況です。公売物件は平成初期の物件である可能性が高いエリアで、築年数は30年程度経過している事が多いのが特徴です。

 

築年数30年はそろそろ本格的な修繕が必要な時期に突入しており、格安で公売物件を落札できたとしても高額な修繕費がかかる可能性があります。修繕費を考えると新築の一般の物件を購入するのと金額が変わらないケースも考えられます。

 

また、当時の物件は坪数も小さい事が多く、新築物件の方がゆとりのある物件である可能性も否定できません。安さだけでなく築年数や修繕の事も視野に入れて判断するのがベストな選択です。また、中古の物件を購入する場合は、修繕履歴を確認し、物件として耐久性がまだあるのかを判断し、購入するのがおすすめです。

 

まとめ

今回は、地域のおすすめ不動産を購入として、地域別の公売物件について解説しました。東京、大阪、名古屋、博多とそれぞれの地域の特性がよくわかったのではないでしょうか。