仮想通貨投資を始める際の注意点を解説

仮想通貨投資を始める際の注意点を解説|リビングコーポレーション


仮想通貨と言う言葉は耳にしたことは合っても、意味が分からない、不安と思っている方のために、きちんと理解して頂き、活用できる仮想通貨投資について初心者の方でも分かりやすく、メリットデメリットも含めて説明していきます。

 

仮想通貨投資とは

仮想通貨投資とは仮想通貨によって行う投資のことを言います。そもそも仮想通貨とは何か分からない方も多いと思います。仮想通貨は「仮想通貨取引所」で取引が行われますが、お札や小銭のような形は存在しません。

 

取引所で有名な所は「GMOコイン株式会社」や「株式会社bitFlyer」などがあります。他にも取引所はいくつも存在します。ニュースなどでよく耳にする「ビットコイン」や「ライトコイン」などの仮想通貨をそこで購入します。

 

コインにも色々な種類があり、「ビットコイン」以外は「アルトコイン」と称され、取引所によって扱っている種類も違います。また仮想通貨を「暗号資産」と呼ぶようになりました。

 

仮想通貨はその日のレートにより、その価値も変わってきます。株の取引と似ていると思ってください。例えば日本円で1000円分の仮想通貨を取引所で購入します。その日のレートは日本円1000円が1000円の価値でしたが、次の日には1100円の価値になったり、900円になったりします。それが仮想通貨なのです。

 

仮想通貨の変動は大きく、その為に多額の利益を生むことがあることから、仮想通貨による投資を始める人が増えてきました。

 

但し、先に述べたように仮想通貨は日々の変動が大きいので、利益も大きければ損失も大きくなる場合があるので、多額の投資には注意が必要になります。

 

仮想通貨の投資信託について

投資に不慣れな人はプロの投資家に任せればと考えるかもしれません。ですが仮想通貨による投資信託やETF(上場投資信託)は、まだ日本では存在しません。投資信託とは個人のお金を預けて、利益の出る商品をプロが見極めて購入し、その運用で出た利益を受け取れる金融商品のことです。しかし日本では、仮想通貨を取り入れた商品はまだ存在しないのです。

 

仮想通貨の普及に伴い、アメリカやシンガポールでの投資信託は存在します。日本でもメガバンクや金融機関との提携なども発表されており、法律や税制の面でも整備も進めています。

 

仮想通貨の取引所においては、主要メガバンクやベンチャーキャピタルなどからの出資により、運営されているので、今後はそう言った面からも投資信託が増えていくかもしれません。

 

また2020年1月には米国の証券取引委員会(SEC)で初めて仮想通貨運用会社Grayscaleが登録されました。Grayscaleもビットコインによる投資信託(GBTC)です。アジアではシンガポールのStack社が、やはりビットコインでの投資信託を設けています。

 

このように海外で存在する投資信託は、ビットコインでの投資信託がほとんどです。ビットコイン以外のアルトコインによるものは、あまり存在しません。海外での投資を考える際には、どのコインで取引が出来るのか確認が必要になります。

 

仮想通貨投資の詐欺行為

ここではいくつかの詐欺行為について述べていきます。仮想通貨投資の詐欺に巻き込まれないためには、まず第一に金融庁に登録されている、政府認定の取引所で売買をすることです。取引所は数多く存在します。

 

その中でもきちんと登録を受けたところであれば、まず問題はないでしょう。中には申請中で活動しているところもあるので、売買する前に必ず確認をしてください。

 

詐欺の手口としては、元金を保証するや価格を保障するなど、損はしないと謳っているものです。仮想通貨は前にも述べたように、変動が大きいものです。大きな利益を生むこともあれば、損をすることもあります。それを保障する行為は違法行為に当たります。

 

また詐欺行為ではよく耳にしますが、有名人もやっているなど、著名人の名前を語る場合も疑わしいです。本当にその人がやっているのか、こちらとしては確認のしようがありません。事実か確認できない情報は信じてはいけません。仮にやっていたとしても、有名人も騙されているかもしれません。最大限の確認を行い、自分に損の無い取引を行ってください。

 

詐欺は色んな方法を考えています。セミナーなどを開催したり、海外のものを代理店として扱っているなどと言ってきます。海外の仮想通貨は、日本で扱っていないものも存在します。上手い話には必ず裏が存在するので、仮想通貨の取引きは必ず認定されている取引所で行ってください。

 

仮想通貨の投資家

2017年は仮想通貨の元年と言われ、ビットコインによる大幅な価格の上昇に伴い、仮想通貨においての投資家が急増しました。当初は一攫千金を狙うチャンスだったのかもしれません。

 

その後コインチェックへの不正アクセスによる通貨の流出により、ハイリスクがあることを、世に知らしめることになりました。その事件のこともあり、今では仮想通貨の相場で急激な変動は少なく、落ち着いています。投資家を目指すには良いチャンスかもしれません。

 

多くの投資家が「投資家の心構え」として、価格の上下変動に一喜一憂しないことを挙げています。初めての方は、相場の変動に敏感になり、上がっては喜び下がっては不安になったりと、慌ててしまいます。

 

仮想通貨の変動は当たり前だと思い、慌てずにいることです。そして大金を一度に一カ所に使わないことが重要です。投資家として常にリスクがあることを頭に入れ、損失が少なくなるように考えることも大切です。

 

また投資家のブログやコラムなどには初心者にも分かりやすく、丁寧に解説してくれている方も多いので、実際に始める前に、色んな方を参考にしてみるのも良いでしょう。認定されているそれぞれの取引所や、多くのコインなどについても解説していたり、売買のやり方なども記されています。自分にとってどれが良いか、どれが合っているか、より深く仮想通貨の投資について学ぶことができます。

 

仮想通貨投資のリスクとは

仮想通貨は一夜にして大きな利益を生むこともあれば、その逆に多くな損失を生むこともあります。株式投資とは違って、下げ止まりがありません。また、24時間変動しているので、寝ている間に下がっている場合もあります。

 

仮想通貨はどのコインを購入するかによっても、損益は変わってきます。一つのコインにこだわらず、投資を考える際には色々なコインに分けて、購入することが大切です。そのコインは本当に安全なコインなのか、何のために作られたコインなのか、購入する前にコインについて、しっかりと調べた方がよりリスクも少なくなります。

 

以前、ニュースで取り上げられていたように、仮想通貨はオンライン上で管理しているため、取引所がハッキングされて全てを失うこともあります。自分のミスではなくても、気づいた時には全資産が無くなってしまう可能性もあるのです。

 

同様にフィッシング詐欺も存在します。いつも通りに取引を開始したはずなのに、全く別の詐欺の取引所に入っていて、誤ってパスワードなどを入力してしまうこともあるかもしれません。同じ取引所に見えていても違うこともあります。

 

パソコンに限らずスマホから取引する場合でも、ネットに関しては万全のセキュリティ対策が必要になってきます。投資を始める際には、ハイリターンの部分よりもハイリスクがあることを前提に、色んな角度から万全の対策に取り組んでから、投資を始めてください。

 

これからの仮想通貨投資に向けて

まだまだ馴染みのない仮想通貨投資ですが、将来的には有望な投資の可能性が大いにあります。今からきちん学び、少額から始めていけば、大きなリスクも少なく始められ、将来的には役立つでしょう。決して無理をせず、コツコツと始めることをお勧めします。