不動産小口化商品について徹底解説!

不動産小口化商品について徹底解説!|リビングコーポレーション

 

 

不動産投資ってなんだか難しそう、、、お金をたくさん持っている人たちがやるものでしょう?

そんなあなたは、「不動産小口化商品」を知っていますか?この記事では不動産小口化商品のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます!

 

不動産特定共同事業に関して、不動産小口化商品とは主に3種類(「賃貸型」、「任意組合型」、「匿名組合型」)に分けられます。

 

賃貸型とは、複数人の投資家で不動産物件を所有し、それを管理会社に賃貸し、管理も任せるものです。この場合、家賃収入が不動産所得として分配されます。

 

次に任意組合型とは、不動産の管理会社と投資家とで共同事業経営の契約を結ぶものです。こちらも得られる収入は賃貸型と同じく不動産所得です。

 

匿名組合型とは、不動産の管理会社が行う事業に投資家が出資を行う契約を結ぶものです。これは、上の二つとは違い、組合に対する出資となるため、得られる収入は不動産所得ではなく、雑所得となります。

 

これら3つのポイントを知った上で、早速本文に入っていきましょう!



<不動産小口化商品の比較のポイントとは>

 

不動産小口化商品とは、特定の不動産に複数人が投資し、得た利益を出資割合に応じて分配することです。また、不動産小口化商品では不動産を小口化しているため、不動産1棟を購入するわけではなく、一部の購入になります。

では、不動産小口化商品を購入するにあたって、どのような比較ポイントがあるのでしょうか。

 

複数物件が組み入れられているREIT(不動産投資信託)とは違い、自分が投資している不動産が明確なのも不動産小口化商品の特徴です。投資対象には「共同住宅」「ホテルや旅館」「オフィスビル」などがありますので、それぞれの特徴と将来性を比較しながら自分の投資したい不動産に投資するといいでしょう。

 

<不動産小口化商品のメリットとデメリット>

 

不動産小口化商品のメリットは、資金が少なくても始められることです。一口1万円ぐらいから投資できる商品もあります。少額投資になることから、失敗した時のリスクも少ないです。また、需要が高まりそうな優良物件に投資できます。物件を購入する不動産投資は、投資金額の問題から中古物件を選択する場合もあるでしょう。小口化されていれば、将来性の高い物件に投資できるのです。さらに、自分で不動産を管理しなくていいこともメリットです。

 

不動産小口化商品のデメリットは、投資金額によってはリターンが少ないことです。管理や運用は業者に任せているため、家賃の一部は業者が受け取ります。よって、投資家が得られる利益は、それらを差し引いた金額となり、実質的に得る利回りは少なくなるでしょう。また、小口化された商品自体が少なく、希望者が多い時には抽選になります。さらに、不動産小口化商品の購入では、融資が受けられません。



<不動産小口化商品でのリスク分散とは?>

 

不動産小口化商品は、投資金額が少ないことから、複数の商品を購入できます。一つの商品に高額投資するよりは、複数の商品に少額投資した方がリスクの分散になるでしょう。不動産は空室が増えたり、経年劣化による価格変動があったりすると、価値も減ってしまいます。また、思わぬ災害や事件によって、不動産自体の価値が大幅に減るケースもあるのです。複数の商品に投資していれば、収益率が少なくなっても、他の利益が出ている商品で補えます。

 

リスクを分散するためには、さまざまなタイプの不動産に分散投資するのも手段です。例えば、マンションなどの共同住宅だけでなく、オフィスビルや商業施設など、異なる種類にも投資します。また、立地を分けることも可能です。都心部に近い不動産や開発予定がある地域の不動産など、将来的な収益を見込んだポートフォリオの作成やシミュレーションをするといいでしょう。

<まとめ>

 

ここまで不動産小口化商品についてお話ししてきました。1995年、不動産小口化商品に関する契約についての法律である「不動産特定共同事業法」が施行されています。これには、不動産小口化商品がブームになったバブルが弾け、多くの投資家達が痛手を負った背景がありました。この法律のおかげで、私たちはより、安心して不動産投資に取り組めるようになったのです。

 

不動産小口化商品は小額から始めやすい投資ではありますが、それゆえにリターンも少ない不動産投資です。しかしリスクも分散できることを考えると、メインの不動産投資にはできないとしても、複数の不動産投資の一つとして始めるにはとても魅力的なものといえるのではないでしょうか。

 

ご自身の不動産投資スタイルを考えながら、不動産小口化商品も視野に入れてみてくださいね。