不動産の相談について徹底解説!

不動産の相談について徹底解説!|リビングコーポレーション

不動産投資をしていてトラブルに巻き込まれた時、新しい不動産投資を始めたい時、誰に相談したらいいのでしょうか。

不動産投資に関するインターネットの情報や、書籍も今はたくさんありますが、直接誰かに相談したい場合もありますよね。

今回は、よくあるトラブルや質問と、それについて相談したい場合の適切な相談窓口をお伝えしていきます。 

 

 

不動産投資の相談はどこにすれば良い?窓口は?

 

「不動産投資をしたいが、誰に相談すればいいか分からない」と悩んでいる方は多いことでしょう。不動産投資に関する悩み事は複数あります。可能であれば相談窓口も複数選ぶのがおすすめです。たとえば、不動産投資に必要な資金に関する相談をしたい場合は、銀行やファイナンシャルプランナーにするといいでしょう。不動産投資に関する税金や法律について知りたい場合は、税理士や司法書士、弁護士などがおすすめです。そして、購入物件や土地に関する相談は不動産会社に相談するといいでしょう。不動産会社と一口に言っても、新築のアパートを専門に扱っている会社や管理に特化した会社など様々な種類があり、また、土地や建物の取引が専門である不動産屋は、不動産投資に詳しくないというところもあります。自分が相談したい内容を専門にしている不動産会社を選ぶと良いでしょう。相談先を選ぶ際はお金、法律、不動産のエキスパートであるだけでなく、「不動産投資」に関する相談の実績が豊富なところを選びましょう。

 

不動産投資でよくある質問〜Q&A〜

 

以下では、不動産投資が初めての方によくある質問に回答していきます。

 

Q.やはり不動産投資を行うならば、東京都内の物件が一番でしょうか?

 

A.東京は一番人口が多く、住宅の需要も高いことから人気があります。また、築年数がたっている物件でも需要があり、長く利益を上げられる可能性も高いでしょう。しかし、東京都内の物件は価格が高く、治安が悪いなどの条件があるといくら東京でもなかなか借り手がつかないことがあります。東京23区内にこだわるより、渋谷や池袋など主要ターミナル駅にアクセスがよい沿線沿いにある神奈川や千葉の物件も視野に入れつつ、利回りがよいとされている地方都市(大阪、名古屋、福岡)も見るといいでしょう。

 

Q.ワンルームマンションとファミリータイプのマンションはどちらが投資物件としておすすめですか?

 

A.どちらにもメリットとデメリットがあります。ファミリータイプのメリットは入居者が単身者ではなく家族であるがゆえ、入居期間が長いことです。不動産投資において、入居期間が長い方が賃貸経営でかかる経費が抑えられます。また賃料もワンルームより高いので、家賃収入もその分大きいでしょう。しかし、空室が埋まりにくいというリスクもあります。ワンルームマンションに投資すると、入居期間が短い可能性はありますが、場所を選べば空室になるリスクが少なく安定した利回りを期待できます。自分にあった投資先を専門家に相談するのが良いでしょう。

 

このような質問を誰かに相談したい場合には、不動産投資経験者や不動産会社がおすすめです。専門的な目線で自分にあった投資方法の相談に乗ってくれるでしょう。

 

不動産投資会社とのトラブル実例

 

不動産投資会社とのトラブル事例で多いものは、物件の瑕疵(欠陥)を説明されていなかったというものです。不動産投資会社は物件を売却するのが仕事ですので、説明責任がない物件の瑕疵はあえて説明しないという会社も珍しくありません。特に、築30年以上の老朽化が始まったマンションや、住んでいる場所から遠い物件を購入したい場合は要注意です。一般的に築年数がたった物件は、外壁や室内設備だけでなく、配管など見えないとことが老朽化しているところもあります。それを説明を受けずに購入してしまうと、最初から修繕費などで多額の出費を強いられます。また、オーナーが遠くに住んでいる物件は、何かとごまかしがききやすいので不動産投資会社が不良物件を優良物件に見せかけて売却し、後でトラブルになることもあります。

 

このようなトラブルが起こってしまった場合、知っておいた方がいいのは「瑕疵担保責任」についてです。これは、不動産を売却した側が、その欠陥に対して責任を負う制度です。瑕疵を隠して不動産物件を売却された場合、その契約の解除や損害賠償の請求などができます。また、売却の際に売り手が気づかなかったであろう瑕疵についても適用される可能性があるので、ぜひ調べておくと良いでしょう。

 

また、不動産投資会社とのトラブルについて相談するなら「国民生活センター」などがおすすめです。

 

入居者とのトラブル実例

 

入居者とのトラブルとして多いのが、ほかの入居者に口うるさく注意したり嫌がらせをしたりする、家賃を踏み倒して夜逃げする、又貸し、などが上げられます。特に困るのが、又貸しやクレーマー気質の入居者です。又貸しとは、賃貸契約を結んだ人以外の人が実際に住んでいるケースです。このような住人は一般的な方法で賃貸物件を借りられない訳ありの住人が多く、ほかの住人とトラブルになることもあるでしょう。

 

ほかの入居者に過度な注文を付けたり、嫌がらせをしたりする入居者も同様です。このような入居者がいると、問題ない優良な入居者が出て行ってしまう可能性もあります。また、入居者が夜逃げをされると管理者は裁判所に申し立てしないと、勝手に荷物を処分できません。よくあるトラブルですが、所有者が被る経済的な損失は大きいでしょう

 

この他、家賃滞納などのトラブルを防ぐためにも、不動産投資をする場合は物件だけでなく、そこに住むであろう住民の層、気質を見ておくことも重要です。また個人で対応するのに限界を感じたら、優秀な管理会社などに管理を依頼するのがおすすめです。

 

入居者とのトラブルを相談するなら、その程度にもよりますが「国民生活センター」や「弁護士」「警察」などが主な相談先になるでしょう。

 

不動産詐欺のトラブル実例

 

不動産投資会社とのトラブルは、残念ながら決して珍しいことではありません。最近では、不動産投資会社だけでなく銀行まで巻きこんだ不動産投資トラブルとして「カボチャの馬車事件」がありました。これほど大きなトラブルでなくても、手付金を払ったら不動産投資会社と連絡が取れなくなる手付金詐欺、不動産屋が優良物件に見せかけるために空き室が多い物件にさくらを雇って入居者に見せかける満室詐欺などが、昔から有名です。また、近年では海外の不動産購入に関する詐欺事件も増えています。

 

一例をあげると、建築前の物件を購入してお金を払ったが実際に物件が建築されることはないというケースや、購入した物件のメンテナンスが全くなく、数年で廃屋状態になってしまったケースなどがあります。海外の物件なので日本の法律が適用されず、泣き寝入りになってしまうケースも珍しくありません。ですから、甘すぎる話しには十分な注意が必要です。「詐欺かも?」と思ったらすぐに専門家に相談しましょう。

 

不動産詐欺について相談するなら、「国民生活センター」や「日本司法支援センター(法テラス)」などがおすすめです。もちろん、完全に詐欺にあってしまったということであれば、迷わず「警察」へ行ってください。その際に「弁護士」を伴って相談すると早く捜査が進みます。

 

<まとめ>

不動産投資には投資を始める時だけではなく、様々なトラブルや悩みがあると思いますが、相談できる窓口があると安心して投資を続けられますね。一人で悩みすぎず、早めに専門家や窓口に相談するようにしましょう!